歯周病治療|白く輝く歯と魅力的な笑顔のためにホワイトニングを行なう新宿三丁目の磯山歯科

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歯周病治療

歯周病とは About

歯周病とは

歯を支える歯肉や骨が歯周病菌によって炎症を起こす病気の総称です。そのうち歯肉だけに炎症が起きている状態を「歯肉炎」、歯を支える骨にまで炎症が及んだ状態を「歯周炎」といいます。
歯と歯肉の間に細菌の塊である歯垢やその細菌の死骸などからできた歯石が付着したまま放置すると、歯周病菌が出す毒素によって歯肉が炎症を起こし、腫れや出血が起こります。これが「歯肉炎」です。歯肉炎が進行すると、歯と歯との間のすき間が深くなり、そこに歯垢や歯石が溜まって、歯肉の奥の歯を支える骨にまで炎症が及び、「歯周炎」とよばれる状態になります。
歯周病によって歯を支える骨が破壊され続けると、最終的には歯が抜け落ちてしまうことになるため、痛みがないからといって放置するのは危険です。大切な歯を守るために、歯肉の腫れや出血などの症状がある場合は、できるだけ早く受診ください。

軽症、重症にかかわらず、どんなレベルの歯周病でも毎日の歯磨きやお手入れが治療の決め手であることに変わりません。いかなる高度な処置を施しても、お手入れが不十分なら元の悪い状態に戻ってしまうのが歯周病です。
長い間、歯磨き時に出血していた方も、クリーニングと適切なお手入れで、短期間(1週間程度)でほぼ例外なく出血しなくなります。別に不思議なことではありません。歯肉などお口の中は粘膜で覆われています。粘膜の大きな特徴が治りやすさだからです。原因である歯垢、歯石が除去されてきれいな状態が維持されれば出血しなくなるのは当然です。

歯周病が全身に及ぼす影響

近年、歯周病菌や歯周病菌が産生する毒素などが歯肉の毛細血管を通って全身をめぐることにより、糖尿病や動脈硬化、心疾患などの全身疾患を引き起こしたり悪化させたりすることが明らかとなっています。また、妊娠している場合は、低体重児出産や早産の原因になる可能性もあります。お口の健康はもちろんのこと、全身の健康のためにも、定期的に検診を受け、歯周病の予防と早期発見に努めましょう。

歯周病の検査方法 Examination

プロービング検査

プロービング検査

プローブとよばれる目盛りのついた細い長い器具を歯と歯肉のすき間に差し込み、その深さを測定する検査です。歯と歯肉のすき間は「歯周ポケット」といい、深ければ深いほど歯周病が進行していると診断します。また、検査時の痛みや出血の有無も同時に確認し、進行度を診断する指標とします。

歯の動揺度検査

歯の動揺度検査

ピンセット状の器具で歯をはさんで揺らし、その揺れの大きさを測定する検査です。歯の揺れがほぼない場合は“0”、歯が前後に動く場合は“1”、前後左右に動く場合は“2”、前後左右上下に動く場合は“3”と4つの段階に分け、数字が大きいほど症状が進行していると診断します。

レントゲン検査

レントゲン検査

レントゲンでお口を撮影することによって、歯を支える骨の状態を確認する検査です。歯周病が進行すると、炎症によって歯を支える骨が破壊されますが、歯肉の下にある骨の状態は、目で直接確認することができません。そこでレントゲン検査を行ない、炎症によって骨が破壊された範囲や程度を詳しく確認します。

歯周病の治療方法 Treatment

プラークコントロール(ブラッシング指導)

プラークコントロール(ブラッシング指導)

プラークとは歯垢のことで、歯周病の原因となる歯垢が溜まらないように適切にケアすることを「プラークコントロール」といいます。自己流のブラッシング(歯磨き)では、歯垢をきちんと取り除けていないことが多いため、まず患者さんのお口に合った適切なブラッシング方法を丁寧にお伝えし、毎日しっかりと歯垢を取り除けるように改善していきます。

スケーリング・ルートプレーニング

スケーリング・ルートプレーニング

「スケーリング」は軽度の歯周炎に対して行なう処置で、スケーラーとよばれる先端の細い器具を使用してブラッシングでは除去できない歯垢や歯石を徹底的に取り除きます。
「ルートプレーニング」は、歯周炎の症状が進行している場合にスケーリングにくわえて行なう処置で、歯周ポケットの奥深くに付着した歯石や汚染されたセメント質を削り取り、歯根の表面を磨きます。

歯周外科治療

歯周外科治療

スケーリングやルートプレーニングを繰り返しても症状を改善できない場合に行なう外科的な治療です。局所麻酔をして歯肉を切開し、露出させた歯根を直接目で確認しながら、これまでの処置で取りきれなかった歯石や汚染された組織を徹底的に除去します。
また、歯肉や粘膜の形態を手術によって整えたり肥大したな歯肉を切除したりすることで、プラークコントロールがしやすい状態にします。

歯周組織再生療法

歯周組織再生療法

歯周病によって破壊された歯の周囲の骨や歯根膜、セメント質などの組織の再生を促す治療法です。歯がぐらつくほど歯周病が進行しているケースでも、歯周組織再生療法を行なうことで抜歯を回避できる可能性が高まります。歯周組織再生療法には、おもにメンブレンとよばれる特殊な人工膜を使用する方法と、専用の薬剤を患部に塗る方法があります。

歯周病治療の流れ Flow

1カウンセリング

問診やお口の診察を行なった後、痛みや腫れなどの気になっている症状やお口のお悩みについてヒアリングします。また、より適切な治療を提供するため、持病などの全身疾患の有無や喫煙などの生活習慣などについてもお聞きします。

カウンセリング

2検査・診断

プロービング検査、歯の動揺度検査を行なって歯周病の進行度を確認するほかに、レントゲン検査を行ない、歯を支える骨にどのくらい炎症が進行しているかを調べます。そして、これらの検査結果をもとに治療計画を立てます。

検査・診断

3歯周基本治療

歯周基本治療は、歯周病の原因である歯垢や歯石を取り除き、歯周病の進行をくい止める治療です。まずは患者さん自身によって日々発生し続ける歯垢をきちんと取り除けるようにブラッシング指導を行ないます。また、スケーリングやルートプレーニングを行なうことで歯磨きでは取り除けない歯垢や歯石を徹底的に取り除きます。

歯周基本治療

4歯周外科治療・歯周組織再生療法(※必要な場合)

歯周基本治療を続けるだけでは症状を改善できない場合には、歯周外科治療を行ないます。歯周外科治療では、歯肉を切開して歯周ポケットの奥深くに付着した歯石や汚染された組織を取り除いたり、手術で歯肉の形を整えたりします。また、症例によっては歯周組織再生療法を行ない、炎症によって失われた骨や歯根膜を再生させます。

歯周外科治療・歯周組織再生療法(※必要な場合)

5再評価

再び歯周病の検査を行ない、最初に行なった検査結果と比べて症状がどのくらい改善しているかを評価します。そして、その結果をもとにメンテナンスへ移行して問題ないか、問題があるなら次にどのような治療を行なうべきかを診断します。

再評価

6メンテナンス

歯周病は非常に再発しやすい病気なので、定期的にメンテナンスを受けることが重要です。メンテナンスでは、普段の歯磨きでは取りきれない歯垢や歯石もきれいに取り除けるため、歯周病はもちろんのこと、虫歯などのほかのお口の病気の予防も期待できます。

メンテナンス
●歯周病治療・歯周外科治療・歯周組織再生治療にともなう一般的なリスク・副作用

・内容によっては自費(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
・歯周病の基本治療で改善しない場合に行なう歯周外科治療や歯周組織再生療法では、歯肉を切開するため、腫れや痛みをともなうことがあります。
・破壊された歯周組織は元に戻せないので、治療後歯肉が下がることがあります。
・治療によって歯肉が引き締まってくるため、被せ物と歯肉の段差が目立つことがあります。

●スケーリング/ルートプレーニングにともなう一般的なリスク・副作用

・基本的には保険での診療となりますが、治療内容によっては自費(保険適用外)となることもあり、保険診療よりも高額になります。
・ルートプレーニングは、歯肉の中に器具を入れるため通常の歯石除去よりも痛みを感じることがあります。
・歯のすき間に付着していた歯石が除去されることで、歯のすき間が目立つことがあります。
・処置後、歯肉から出血することがありますが、時間の経過とともに治癒します。
・処置後1~2日、何もしなくても痛みが出ることがあります。また噛んだときや歯を磨くときも痛みが出ることがありますが、時間の経過とともに治癒します。
・処置後、しばらく知覚過敏の症状が出ることがありますが、時間の経過とともに治癒します。
・処置後、歯肉の退縮を引き起こすことがあります。